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たまに食用ではないお魚が一緒に揚がったりするのですが、連れて帰ってきて、しばらくお店で過ごしてもらってます。



今回お持ち帰りした子は「ハコフグ」ちゃんです。このぬぼーっとした表情がたまらないです……!色もイエローの地色にホワイトのドット柄でおしゃれさん。


そして何より、泳ぎ方がかわいいんです……!


ぱたぱたと一生懸命泳いでいる姿は癒やされます♪


 

そういえばハコフグで思い出しましたが、ハコフグの帽子をかぶっているさかなクンが、以前TVの撮影でうおなみに来てくれたことがありました。

TVで拝見したとおり、とってもお魚が大好きな方でしたよ!


子供の頃のお話をされるとき、「稚魚のとき」という言い方をされて、最初ナンノコトヤラ?と思ってしまいました 笑


さかなクンのサインはお食事処のほうに飾ってあります。ぜひ本物も確認してみてくださいね。

モチガツオと呼ばれているカツオがあります。特別な種類というわけではありません。ある限定条件で穫れるカツオが、モチモチッとした食感からモチガツオと呼ばれているのです。

基本的に4~5月くらいのゴールデンウィーク前後に到来するモチガツオ。黒潮に乗って遠州灘にやってきます。たまに潮の関係で変な時期にもやってきます。見かけたら超ラッキー!の激レア魚なんです。


最近では置いている魚屋さんも少なくなってきましたが、うおなみではしっかりご提供しています。


「モチガツオ獲れたよ!」と漁師さんから連絡があったら、すぐさまお待ちいただいているお客さまにご連絡します。このモチモチ感は、時間との勝負だからです。


モチモチの秘密は、死後硬直をさせないこと。特殊な方法で死後硬直しないように締め上げ、港まで運びます。港に運んだ直後でも、包丁を入れた瞬間から死後硬直が始まりますし、翌日になっても死後硬直してしまいます。


このため、急いでお店まで運びます。


競りから帰ってくるのがだいたい3時半頃です。いつもモチガツオをご購入いただいているお客さまは慣れっこなので、早く受け取るためにお店で待ち構えています。すぐさまカツオを解体し、事前予約のお客さまにお渡しします。


その後余っていたら一般購入に、ということにもなりますが、当日中に必ず売りきらなくてはいけないため、常連のお客さまに「買いませんか?」とお声掛けもさせていただいています。


ですので、確実に食べたいのであれば、事前予約を入れていただきたいのです。


モチモチとした食感、上品でさっぱりとした味。魚の臭みは一切感じられません。


「まだ食べたことない!」という方がいたら、お電話くださいませ!



ただし、モチガツオの特性上、当日お店に取りに来れる方のみとさせていただいております。ご連絡お待ちしてます!

澪標(みおつくしorみをつくし)をご存知ですか?

川を行き交う船のために作られた道しるべです。

水のなかは、浅いところと深いところがありますよね。浅いところに乗り上げてしまうと座礁して進めなくなってしまいます。水深があり航行可能な澪と、その境界に並べて置くことで、安全に通れる航路を指し示していたものなんです。


大阪にも残っているそうですが、ここ浜松にも日本最古のものがありました。約1,200年前に設置されていたとされています。


万葉集の「遠江 引佐細江のみをつくし 吾れをたのめて あさましものを」は、この場所を歌ったものです。

(訳:遠江の引佐細江の澪標を頼るように私を信じさせたのに、あなたは軽い気持ちだったのですね。)


浜名湖から澪標を望み、奈良時代に歌われたこの歌に思いを馳せてはいかがでしょうか?




 

蛇足ですが、百人一首の「わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても 逢わむとぞ思ふ」という歌も、歌われた場所は大阪ですが、澪標に関連した歌です。 (約:行き詰まって悩んでいるが、この事が発覚した今となってはどうなっても同じこと。難波の澪標のようにこの身が尽きようとも、あなたに逢おうと思う。)


この「みをつくし」は「澪標」と「身を尽くし」をかけているといわれています。国語で習ったこの詩なら知っている!という方も、ぜひ実物の澪標を見てみてくださいね!

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